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先日6月19日は太宰治の命日で桜桃忌というものがあったと聞きました。
東京は三鷹で毎年行われているそうですね。私は太宰を意識し始めたのがちょうど一年くらい前で、気に入っている作品は、女生徒と駆け込み訴え。特に前者がとても好きです。
私は目が良いので眼鏡をかけることは出来ませんが、物心ついた時から眼鏡というものに憧れておりまして、特にその、女生徒を読んだ時にはその気持ちが大きくなりました。
と、いうのも、その女生徒のこの様な文があるのです。
「眼鏡をとって、遠くを見るのが好きだ。全体がかすんで、夢のように、覗き絵みたいに、すばらしい。汚いものなんて、何も見えない。大きいものだけ、鮮明な強い色、光だけが目にはいって来る。眼鏡をとって人を見るのも好き。相手の顔が、皆、優しく、きれいに、笑って見える。それに、眼鏡をはずしている時は、決して人と喧嘩をしようなんて思わないし、悪口も言いたくない。唯、黙ってポカンとしてるだけ。(略)心も、たいへんやさしくなるのだ。」
この文章を読んでからというか、女生徒を読んでから言うものの、私の中の美しくなりたい気持ちがおおきくなりました。美しい乙女になりたいと切に思いました。
そしてそれは、こんな綺麗な女の子になりたい。と、目が悪くなりたい。の、両方になり、突き動かされ、目を悪くしようと思い、訓練の結果、最近やっと目が霞んでまいりました。
やったあ!!と思っていたら母が、疲れ目だよ。と言って、知ってか知らんか、黄桃を、差し出してくれました。